西ベルリン側から見たベルリンの壁


このコーナーでは､１９６１年８月１３日に築かれて東西ベルリンが隔たれ、１９８９年１１月９日に
崩壊したベルリンの壁､そして東西ドイツ、特に東ドイツの生活の様子、壁が崩壊した時の事情を述べています｡

私が音楽家の端くれとして１９８０年から１９８５年初頭まで東ドイツに滞在した期間はもちろん、
西ドイツに出て１９８６年からドイツ旅行をなさる日本人観光客のためのの日本人ガイドとして活動し、
壁が崩壊する１９８９年１１月まで、２,３度東ドイツに入国する機会があったのですが、そのたびに国内状況は
悪化しているにもかかわらず、東ドイツ政府は決してそれを認めようとしませんでした。

当時の東部ドイツには、さまざまな社会問題はあったにせよ、それを一切認めようとしないのが、最大の
社会問題であったわけで、この実情を目の当たりにして、「自分の眼の黒いうちは、まさか、この壁が
開けられることはないだろう」、と思っていたのですが、その「まさか」が「まさか」になってしまいました。

ベルリンの壁が建設された当時の歴史、壁があった時、開放、改革を求めて立ち上がった東ドイツのその当時の
状況など、曖昧ではありますが、その当時の記憶をたどりながら、述べていきたいと思います。

ベルリンの観光案内をしていても、すでにその当時の面影を残すものはほとんどなくなっており、お客様にとっても
その想像力を働かせていただくことになりつつありますが、なるべく臨場感を持っていただけるよう、記憶をたどっています。

多少の間違いはあるかもしれませんが､こういう状況だった､と言うことで・・・・。

ベルリンの壁の話　その１	ベルリンの壁の話　その２	ベルリンの壁の話　その３
ベルリンの壁の話　その４	ベルリンの壁の話　その５	ベルリンの壁の話　その６
ベルリンの壁の話　その７	ベルリンの壁の話　その８	ベルリンの壁の話　その９
ベルリンの壁の話　その１０	ベルリンの壁の話　その１１	ベルリンの壁の話　その１２
ベルリンの壁の話　その１３	ベルリンの壁の話　その１４	ベルリンの壁の話　その１５

動画集(youtubeから引用させて頂いています）
・壁ができてから崩壊するまでの短編フィルム
・偶然撮影された逃亡する人たちの映像
・５７人が逃亡したトンネルの映像
・壁が崩壊する直前の１９８９年１０月､各地でのデモンストレーションの模様
・１９８９年１１月９日､「国境を開放する」、と発表するギュンター・シャボウスキーの記者会見
・ボルンホルマー通りの検問所に押しかけた民衆と警察の押し問答と門が開けられる様子
・ブランデンブルク門に集まった市民たち
・１９８９年１１月１０日のニュース

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