フランクフルトの話 その1

日本からドイツ旅行に来る観光客の9割ぐらいはフランクフルトの空港に飛んで来る。
正式にはフランクフルト・アム・マイン(マイン河畔のフランクフルト)と呼ばれ、もう1つポーランドとの
国境にフランクフルト・アン・デア・オーダー(オーデル河畔のフランクフルト)という町があるが、
こちらはかなり小さな町になる。

まあ、それはそれとして、お客様に「この町は何の町ですか?」という質問をすると、大体は「ソーセージ!」
という答えが返って来る。
そうではなくて、日用品、繊維製品、書籍、モーターショウなどの見本市が数多く開催され、
いわゆるメッセの町でして、私もドイツ語通訳として同行することもある。

それと同時に、金融の町であり、日本では日本銀行にあたるドイツ連邦銀行、そしてヨーロッパ中央銀行の
所在地になり、世界中の金融機関がここに密集しているのです。

このフランクフルトは平安京と同じ794年に創立された、ということになっており、京都と
友好都市関係にあり、1994年には京都から友好使節団が大勢やって来たらしい。
着物の女王という女性もやって来て、夏の暑い時に着物を着て大変だったと思う。



フランクフルト


残念ながらこの町は第二次大戦でかなり爆撃の被害を受け、戦後には近代的な高層ビルを数多く建てたせいもあり、
どちらかといえば観光の町ではなく、ビジネスの町と言った方が良いだろう。
この町の観光案内をすることはあまりなくなってしまった。






この町のガイドから見れば、観光名所が沢山あるのだろうが、一応行く所としてはヨハン・ヴォルフガング・
フォン・ゲーテが生まれたゲーテハウス、そしてカイザードームの見える市役所のあるレーマー広場。

それに時間があったらマイン川にかかる鉄の歩道橋、ざっと3時間ぐらいだろうか。

冬の11月末から12月22日頃までのクリスマスマーケットは賑やかで非常に面白い(これはドイツどこでもそうだが)。

この町が生んだ人で最も有名なのが、前述のゲーテ(最近ゲーテはドイツ人にはあまり読まれていなく、
日本人の方が読んでいるのではないか?とドイツ人に言われたことがある)。

作曲家のパウル・ヒンデミット、意外と知られていないのが、日本人は誰でも知っているアンネ・フランク。
そして世界の大富豪であるロスチャイルド家(ドイツ語でロートシルト赤い楯、という意味)はこの町の出身なのです。

もう一人、日本人に非常に有名でドイツ人はほとんど知らない人がいるんですが、誰だか分かるでしょうか?
(ヒント:まあ、何ということざましょ。セバスチャン!)。