ドイツ個人旅行のお客様を専用車で世界遺産の
バウハウス、ゴスラーなどをご案内します!!






ドイツの世界遺産、産業遺産視察旅行

ドイツ個人旅行のための日本人ガイドとして、ドイツを始めとしてヨーロッパ諸国を駈けずり回っているが、
一般の人たちが観光のために訪れることは絶対にない場所をご案内する時こそ、視察を伴う個人旅行の面白さである。

大阪のお客様から、世界遺産として指定されたザールブリュッケン近郊のフェルクリンゲン製鉄所、
ブリューダー・クラウス礼拝堂、オーバーハウゼンのガソメーター、エッセンのツォルフェライン炭鉱、
ゴスラーのランメルスベルク鉱山、デッサウのバウハウス関連施設などの見学をしたい、ということで
スケジュール調整をし、5日間のご案内をすることになった。

お客様はK様ご夫妻とN様ご夫妻の2組で、K様ご夫婦はワイマールでお別れし、バウハウス関連のために
デッサウ、ベルリンを回り、N様ご夫妻は翌日にスイスに足を延ばすためにフランクフルトまでお連れした。

1日目:フランクフルト空港お迎えーザールブリュッケン泊

2日目:フォルクリンゲン製鉄所見学ーブルーダー・クラウス野外礼拝堂ーできたらコロンビ博物館見学ーケルン泊

3日目:オーバーハウゼン・ガソメーター見学ーエッセン・ツォルフェライン炭鉱施設群見学ーケルン泊

4日目:ゴスラーのランメルスベルク鉱山見学ーゴスラー泊

5日目:ゴスラーワイマール(ここでK様ご夫妻とお別れ)−フランクフルト(ここでN様ご夫妻とお別れ)

どちらかといえば、K様ご夫妻はバウハウス関連、N様ご夫妻、特にご主人はザールブリュッケン、エッセンなどの
産業遺産に興味があるとのこと。

N様は、フェルクリンゲン製鉄所が見える前から、「何だか、わくわくしてきた・・・」、と興奮気味。
現場に到着すると夢中になって写真を撮り始め、結局3時間の滞在となる。

お客様はオーバーハウゼンのガスタンクを利用したガソメーターの高さに驚き、エッセンのツォルフェライン
炭鉱施設群の規模の大きさに感激なさり、ゴスラーのランメルスベルク鉱山の排水用水車に驚嘆なさられた。

4日目、ゴスラーに行く途中、K様の奥様が、バウハウスのグロピウスが設計したアールフェルトのファグス社家屋を
見学したい、というリクエストがあり、寄り道することにする。

現地で世界遺産として指定されたと聞かされ、偶然、訪問した世界遺産が増えたと言うわけである。

ゴスラーのランメルス鉱山では、坑道車に乗るツアーと水車を使った排水施設の2コースを見学する。

5日目、田舎道を通ってワイマールに行く途中、ノルトハウゼンを通りかかる。

ここには第二次大戦中に多くの強制収容所の収容者が送られ、突貫工事で作られたフォン・ブラウンの
V2ロケットの工場があり、そこに送り込まれた人たちのミッテルバウ・ドーラ強制収容所があった。
かねてから、機会があったらこの場所を訪れたいと思っていたので、お客様にお願いし、寄り道をさせてもらう。

というわけで、昼前にワイマールに到着する予定が13時過ぎになり、魚のファーストフードレストランで食事。
町の簡単な散歩をした後で、K様ご夫妻をホテルにお送りし、フランクフルトに直行、18時ごろにN様ご夫妻を
ホテルにお送りする。


「産業遺産」、と言う概念はどこから来たのかは不明だが、こういう歴史ある施設を何らかの形で保管、維持しながら
次の世代に伝えていくのは重要でしょうね。

特に、ドイツは鉄鋼、鉱山、炭鉱といった重工業によってヨーロッパの大国になった歴史があるし、日本がその技術を
取り入れて成長したことでもあるので、こういう施設を日本人が見学するのは意義があると思います。

お客様は非常に感激なされていたが、誰でも、いくつになっても、仕事に関連した施設などを見学することは、
それなりに興奮し、感動するモンなんですね。




フェルクリンゲン製鉄所の高炉








ドイツ個人旅行案内のエキスパート藤島
Junichi FUJISHIMA
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