危ないとこだった・・・

現在では、ロマンチック街道バスツアーという1泊2日で、夏季の期間に〇ALが定期的に
出しており、ライン川、ローテンブルク、ノイシュヴァンシュタイン城、ヴィース教会経由、
ミュンヘンまで行けるようになっており、しかも料金的にはかなり安く設定されているため、
日によっては3台も一緒に出ることがあるらしい。

この定期便、1993年の秋から始められたのだが、何を隠そう(何も隠していないが)、
97年の3月まで、私が下請けという形で、かなり頻繁に出ていた。

お客様が6名様までは私が、いわゆるドライバーガイドとしてミニバスを運転し、それ以上の場合は、
大型バスが来て、私はマイクを持ちながら現地ガイドという形でご案内した。

2名様から出発、と言うこともあり、最初は若い女性たち、あるいは新婚カップルなどが多く、
しかも少人数ということで、和気藹々とした感じで楽しいご案内ができた。

ホテルの方も、新婚カップルと思われる場合には、気を利かせてそれなりのお部屋を用意しておいてくれた。
あらかじめお客様のリストがホテルに送られており、新婚カップルの場合はMr.〇〇+Ms.XXと
苗字が違っているので、それと分かるのである。

ある時、2名様だけのお客様で、Mr.〇〇+Ms.XXとなっていたので、「新婚さんだろう」、と思っていた。
ところが、ホテルてお会いしたのは男性がお二人。
「あれ?新婚さんかと思いましたよ」。どうやら間違って伝えられていたらしい。
途中のハイデルベルクからホテルに、「男二人だからね。あのお部屋は勘弁してよ!」、と伝える。

ホテルにチェックインする際、スタッフが、「電話してくれてよかったですよ。今日は満室で、連絡がなければ
部屋の交換ができないところでした」、と言われる。

危ないとこだった。

30歳ぐらいの男が二人、ダブルベッドで寝る・・・・いくらなんでも嫌だよなー。