ブリュッセルの郊外、南に約20キロほど行くと、1815年6月18日に
ナポレオン率いるフランス軍とイギリスのウェリントン将軍の率いるイギリス、
プロイセンなどの連合軍、合計14万人が衝突し、結局フランス軍の敗北に
終わったワーテルローの戦場跡がある。
ベルギー個人旅行をなさるお客様には、時間が許す限りこの古戦場をご案内することにしています。
この戦闘後に、イギリスのウエリントン将軍が控えていた付近に作られた
ライオン像があるモン・サン・ジュアンの丘に登ると、戦場が一望できる
様になっており、登ってみることにする。
上から見ると、戦場は非常にゆるい起伏のある広大な麦畑である。
前日の雨で泥濘となったこの戦場を、重い大砲を操作する砲兵隊や
騎兵隊が駆け抜け、そして歩兵たちは太鼓やイギリス兵のバグパイプに
合わせて隊列を組みながら行進し、最後は大混乱となった、その当時の
戦闘の模様を髣髴とさせてくれる。
「夏草や、つわものどもが夢の跡」
イギリス軍の陣地があった付近(モン・サン・ジュアンの丘)
車は当時私が乗っていたシトロエン2CV6
モン・サン・ジュアンから戦場跡を望む