ベルギーの古都ブリュージュの町の美しさを何と表現すればいいのだろう?
時間が中世の時代に止まったまま、と言うしかない。
すでにこの町は数回訪れているし、これからも機会があるごとに訪れることに
なるだろう。
1983年ごろ、この町を3度目に訪れた際、イギリスからの中高校生たちに
よる野外コンサートを聞く、という幸運に恵まれた。
実は、私はこのベルギーのブリュージュという町が大好きなのです。
ブリュージュは中世の時代に毛織物で非常に栄え、商人たちはイギリスの貴族よりも豪華な服装をしていた、
とのこと。
ヨーロッパ中の商館が立ち並び、この町から「株式」というものが生まれた、と聞いています。
栄華を誇った町ですが、町を流れるツヴィン川が暴風雨のために水位が上がり、船が行き来できなくなったため、
あっという間に衰退し、経済の中心はゲントやアントワープに移ります。
町はどこに行っても、何をしても絵になるのですが、見どころは何と言っても、町の中心の鐘楼からの眺め。
市役所のホール、イエス・キリストの血が保存されているという聖血祭壇、そして、運河めぐりの観光ボート、
そして聖母教会のミケランジェロの聖母像など、丸一日を観光に費やしても足りないぐらいです。
この町のフィッシュレストランでのブイヤベースもお勧めです。
また、この町は、オードリー・ヘップバーン主演の「尼僧物語」の舞台にもなりました。
鐘楼から見た町の風景
ボートによる運河めぐり
昔の病院
若者たちによる野外演奏会