ドイツ語通訳として、フランクフルト、ケルンなどの視察旅行を
専用車でご案内します!!



ドイツ語通訳としてフランクフルトのパッシブハウスをご案内

フランクフルトにドイツ語通訳の仕事で出かけた。

通常はメッセの通訳が多いのだが、今回は「パッシブハウス」と言う、いわゆる省エネルギーの家屋のことで、
10年ほど前からドイツで建てられ始めた建築物である。

とにかく建物から熱を逃がさない、と言う建築物で、これによって電力はもちろん、暖房費においては
何と95%も削減できる、と言う画期的な建造物である。

そのためには、ガラス窓は3重のガラス板がはめ込まれた窓、壁は40センチもの断熱材を使用し、
家の中の熱が極力外に逃げないように密閉し、冷蔵庫やコンピューター、果ては人間の体温までを
暖房の熱源として利用する、と言う考えられない方法で暖房する、と言うもので、視察した
家のご主人が、「最大の熱源は、冷蔵庫ですよ」、と笑っていた。

で、汚れた室内の空気はダクトを通して外に排出されるが、新鮮な空気は、その排気の熱を熱交換機を通して
家の中に送風されるという仕掛けになっている。

特にフランクフルトでは、市の方針として学校、官公庁などの公共の建物を始め、市営の集合住宅も、
この様な建築方法で建てられることになっており、パッシブハウスの中心地として、世界中から多くの人が
視察のために訪れるとのこと。

日本からも、政府、自治体、そしてテレビチームなどが視察調査、取材に訪れたことがあるそうで、
少しずつ、日本でも知られていているようだ。

一般の建物よりも建築費がかかるのは当然としても、長い年月を考えれば十分に採算が合う、
というのが関係者のコメントであった。

それにしても、暖房費用が95%も削減できるというのは画期的ではないだろうか?

本当かいな?と思うのだが、本当なのです。

その視察先をオーガニゼーションしているのが、フランクフルトのKLIMA TOURというツアーで、
オーガナイズと案内してくれる人は建築士の女性で、丸一日かけてフランクフルト、その周辺の
パッシブハウスを何ヶ所か案内してくれることになっています。

こういう視察も面白いですね。






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