フランクフルトのメッセ視察ドイツ語通訳とドイツ旅行
ある日本の会社から、取引先の重役の方と一緒にフランクフルトの見本市を訪問するのだが、その際のドイツ語通訳、
そして、その前後に何日間かドイツ旅行を計画しているのでプランを立てて欲しい、と言うご依頼があった。
旅行期間は全部で6日間、その内で見本市の訪問が2日間で、残りの4日間はライン川、ロマンチック街道の
通常のスケジュールを組んだ。
ホテルの手配も含め、最初の計画から何回か変更があり、最終的に決められたのが以下の旅行日程である。
重役の方は65歳を超えていらっしゃるので、できるだけ良いホテルを取ることにしたが、
フランクフルトのホテルはこの時期は目が飛び出るほど高くなる。
どうせ私がドイツ語通訳としてご一緒するのだからと言う理由で、ハイデルベルクのホテルを取ることにした。
スケジュール
1日目:フランクフルト空港−リューデスハイム泊
2日目:ライン川下り−ローテンブルク泊
3日目:ローテンブルク−フュッセン泊
4日目:ノイシュヴァンシュタイン城−ハイデルベルク泊
5日目:ハイデルベルク−見本市訪問−ハイデルベルク泊
6日目:ハイデルベルク−見本市訪問−フランクフルト空港
旅行と見本市訪問それ自体は滞りなく終了し、特に見本市の会場ではお客様がかなりの興味を示し、
会場を隅々まで歩き回る。
とても65を超えているとは思えないほどの健脚で、とにかくよく歩き、そして時間が迫っても、
「もう少し、もう少し」、と言いながら、会場をめぐり歩くほどの熱心さ。。
失敗だったのはリューデスハイムのホテルが日本人団体で占められ、別館に回されたことである。
重役の方の部屋にはバスタブが着いていたが、もうお一人の部屋はシャワーだけであった。
リューデスハイムの最高級ホテルが取れず、やむを得ず選んだのがこのホテルだった。
5日目の見本市訪問の後でハイデルベルクに帰る時、フランクフルト市内が大渋滞。
1時間ちょっとで帰れるはずが2時間以上かかってしまった。
ハイデルベルクのホテルは顔なじみなので、かなり安く取れた。あんがとさん。
翌年、この旅行の問い合わせをしてくれた方から、「今度はご夫婦でドイツ旅行をしたい」、と言う
ご希望があり、ドイツ、スイス、アルザス地方をめぐる8日間の旅行をお世話させて頂いた。
2度目の、しかもプライベート旅行なので割引させて頂いたのはもちろんである。
その方から、「あのリューデスハイムのホテルは勘弁して!」、と言うリクエストがあった。
「ハイ、分かっています!」
フランクフルトのレーマー広場