チェックポイントチャーリーのすぐそばに、1961年から89年まで東西ベルリンを
分断していたベルリンの壁に関する博物館がある。
この中には、命がけで東ドイツから逃げて来た人たちが、「どの様な方法を使ったか」、
という、オリジナルの資料が残っており、ぜひ訪れたい場所である。
ケーブルドラムの中、防弾装置を施した車、スーツケースを二個繋げてその中に隠れた、
自作した熱気球、トンネルを掘った時の道具などが展示されている。
1980年に最初に訪れたが、自由主義国の西ドイツや日本に住んでいる国民にとっては、「自由」ということが
当たり前なことなのだが、社会主義国では全くの逆で、「自由に対するあこがれは命がけのものなんだ」ということを
教えられたものだが、ここに来て時間の経つのを忘れて見入ってしまい、結局ここを去ったのは4時間後であった。
プロパンガスボンベを使った熱気球