ドイツの格安ツアーの話

年に何回か、「おめでとうございます!懸賞に当選いたしました。1等はXXにお住まいの〇〇様、
あなた様は2等賞で、〇〇地方に]日間の優待旅行が当たりました。割引料金で〇〇ユーロになります。
お二人様からは〇〇ユーロの追加料金になります」、とかいった郵便がポストに送られてくる。

どこから私の住所氏名を取得したかは不明だが、その気になれば、電話帳などからも引っ張ってこれるわけだから、
別に不思議でも何でもない。

まあ、この、懸賞に当選したと言うのがどうも胡散臭い。結局は、格安ツアーの、「釣り」、だと思っているから、
その手には乗らないことにしている。

ツアーの内容がどうかと言うことは私にも分からないし、参加しないことには評価のし様もない。
もっとも、売る方としては、「格安ツアーだから、クオリティは悪いですよ」、と言う話はするはずもないが、
安い値段で高級ホテルに泊まれるわけでも、最高級の食事ができるわけでもないことは、自分でもよく分かっている。

自分でも個人旅行と比べて団体ツアー、格安ツアーが決して悪いとは言わないし、日本からのお客様が現地ツアーを
利用するのも歩くない。東京に出てきた人たちがはとバスを使うようなものである。
それぞれ、それなりの長所、短所があるわけで、それをわきまえた上で参加すれば、まあまあ楽しめるだろうと思う。

日本の格安ツアーも駆け足の旅行だが、若い人たち、特に若い女性たちを見ていると、何があってもそれなりに
精一杯エンジョイしているので、羨ましいなーと思う。

最近は、ドイツに接しているチェコとの国境の反対側で、多くのベトナム人が、恐らくは中国製と思われる
格安のコピー商品を含む繊維製品などをバスで買いに行く、買い物ツアーというのもあるらしい。

そしてもうひとつ、ドイツには格安の日帰り旅行の、「カフェファールト」、と言うのがある。

これは言うなれば、「どこかの観光地に出かけてコーヒーでも飲んで帰りましょう」、と言う感じの
日帰り旅行なのだが、非常に安いし、しかも何かのプレゼントももらえることになっている。
それもそのはずで、途中でどこかのレストランなどの大部屋で、健康食品とか、サプリメントを
売りつけられることがあるそうな。
当然、この製品を買ってくれることを前提としてツアーの値段を安く設定しているわけで、この点はどこかの国の
格安ツアーと似ている。

セールスマンが数時間にわたり、このいかがわしいサプリメントの効能を謳ってお年寄りに法外な値段で
売りつけるわけだが、席を立つことも許されない時もあるそうな。

こういう日帰りツアーの話も、たまにテレビで放映されることがあり、「こういうのには引っかからないように」、
という警告がなされる。

まあ、早い話が、こういう怪しいものを買わずに、純粋に日帰りバスツアーを楽しんで帰れば、それなりの価値は
あるかも知れないが、旅行に出ると何となく、「買わないと・・・」という気分になりがちなんですよね。

自分も、ブルゴーニュに行ってロマネー・コンチのブドウ畑を見た際、ロマネー・コンチとは言わずとも、
1本40ユーロの赤ワインを買ったことがある。
普段は3ユーロ、高くても5ユーロ程度のワインしか飲まないのに。

ま、記念品ということでしたから。