ドイツ・ロマンチック街道を個人旅行ガイドが専用車でご案内します!!
ロマンチック街道、乗馬+クレーム付き
ドイツの個人旅行ガイドとして30年、その後、ハイヤーを使って専用車による個人旅行のリムジンサービスを
始めて25年を経過したが、常に順風満帆、すべてのお客様に喜んでいただけた・・・・というわけではない。
もちろん、こちらが悪いのであれば、当然謝罪もするし賠償の対象となるが、幸いな事に、賠償まで行ったことはない。
ある東京の旅行会社から、ミュンヘンから始まるロマンチック街道1泊2日のご家族3名様の個人旅行のご案内の依頼を頂いた。
1日目:ミュンヘンのホテル出発ーロマンチック街道ーネルトリンゲン、ディンケルスビュール経由ーローテンブルク泊
2日目:ローテンブルクーヴァイカースハイムーフランクフルトで終了
というスケジュールで、未明に自宅を出発し、8時過ぎにホテルに到着、お客様(ご夫婦にお嬢様の3名様)にご挨拶する。
8:30発の予定だったが、お嬢様から、「友達の結婚式に履いて行くため、〇ラダの靴が買いたい」、というリクエストがあった。
もちろんオーケーし、お店が開くのは10時であるから、それまでの時間、BMWなどのミュンヘンのパノラマ観光をした後で、
買い物を済ませたのは11時頃。
その後、ロマンチック街道を北上し、午後遅くローテンブルクに到着。
2日目、ヴァイカースハイムに行く途中、田舎のレストランで昼食を取っている時、ご主人がふと、「乗馬がしたいな・・・」、
とつぶやかれた。
どうもご主人は動物がお好きらしい。
レストランのウィエイトレスに、「この近くに乗馬クラブはあるか?」と聞くと、「すぐそこにある」、という返事。
さっそく乗馬クラブに車を走らせ、「お金は払うし、5分だけでいいので乗馬させてほしい」、とお願いすると、
ラッキーなことに、ニコニコしながら快諾してもらい、それぞれ10−15分ぐらい、乗馬をさせていただいた上に、
コーヒーとケーキをごちそうになり、さらには、乗馬の料金も要らない、と言われてしまった。
親切にしていただいたものである。
その後、ヴァイカースハイム城内と庭園の観光を済ませ、フランクフルトに着いたのは結構遅くなり夕方の18時過ぎ。
ホテルでチェックインを済ませた後に日本食レストランにお連れしてお別れする。
その翌日、ちょうとフランクフルトに来ていた旅行会社の方と、このツアーについて詳しく報告することができた。
2、3日後、この方からメールが届き、それによれば、このご家族のお嬢様からの報告では、「ガイドは私達のやってほしいことを
ほとんどしてくれなかった」、らしい。
すぐ旅行会社に電話し、二人で大笑いしてしまいました。
どうなってんだろうね?