マルクト広場

大都会では毎日、ハイデルベルクのような中都市では週に何日か、
町の中心にあるマルクト広場で市が開かれる。
市(Markt)が開かれるので、マルクト広場と言われるのだが、
その広場のほとんどは市役所の真ん前にある。
別に特別安いというわけではないが、最寄の農家の人たちが自分たちの
作物を持ち寄って売るわけであるから、少なくとも新鮮である。

ところが、寒いドイツのことであるし、日本ほどではないにしろ、現在では
流通がかなり発達しており、果物のほとんどは輸入品で、オレンジは
イスラエルやスペイン、キウイーはニュージーランド、バナナなどは、
中南米産、トマトなどは地中海沿岸の温室栽培で作られたものが多いようだ。
そして切り花などもオランダあたりから大量に入ってくる。

日本と違うのは、どれも日本ほどきれいではないし、粒が揃っているわけでもない。 
聞くところによれば、果物、切り花とも最高品質の品は日本に行くらしい。

見た目があまり良くない、日本では売り物にならないと思われる野菜や果物
が売られているが、比べ物にならないほど安い。
それと同時に、最近は割高になるが、健康に良いという評価が高い
無農薬野菜が結構売れている様である。



マルクト広場の八百屋




マルクト広場の花屋