恐竜パーク

ドレスデンから東に約50キロほど離れたバウツェンという町の近くの
小さな村に恐竜パークがある。

ここは東ドイツ時代に、ある人が自分の趣味でコンクリート製の恐竜を
雑木林の中で作製したものだが、誰でも無料で鑑賞できるようになっていた。
感心したのは、鉄筋はおろか、セメントさえもろくに手に入らない
東ドイツで、この様なものが個人の手で造られた、と言うことと、
これを見に来た人たちによる落書きが全くなかったことである。

統一後、ここはさらに拡大され、恐竜には色が塗られてよりリアルになり、
入場料を取るシステムになったらしい。

写真は、1984年ごろに撮ったもので、モルタルの色そのものである。
恐竜の前に立っている女の子のサイズと較べてみると面白い。