この緑の天井(グリューネス・ゲヴェルベ)と呼ばれる博物館は、数多くあるドレスデンの博物館の中でも、
私の最も好きな博物館である。
自分の領地内で採掘される銀と、ヨーロッパで初めて製造に成功したマイセン焼の磁器で大儲けしたザクセン侯が、
金に飽かせて買い集めた財宝が展示してあり、東ドイツに滞在していた時代も、機会があるごとに訪れた。
以前はアルバーティヌムに展示されていたが、現在は本来の場所である、再建された宮城の中に戻された。
写真は東ドイツ時代にスライドに撮ったものなので不鮮明だが、次の機会に可能であれば撮っておこうと思う。
象牙で作った帆船
インドの王様の誕生日を祭る風景の置物
サクランボの種に200の顔を掘ったペンダントトップ
ベルリンでの2006年ワールドサッカー決勝戦の後で、ドレスデンに立ち寄り、
再建された宮城に戻ってきた「緑の天井」を訪れた。
以前とは違い、ゆったりとした空間に展示され、イヤーフォンも貸してくれる。
それまで全く見たことのない展示物もあり、中には、象牙の玉が何重にも入っている
台北の故宮博物館に展示されている物と同じ様な物もある。
それでもここに展示されているのは、全体の4分の1だそうで、近いうちに全てが
公開される予定だと聞いた。
置時計
象牙製の置物
コーヒーサロンセット